●居酒屋
大甚本店
ダイジンホンテン
[交通]地下鉄東山線・鶴舞線伏見駅(7)出口すぐ
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受け継いだ伝統に
新たな歴史を刻んでゆく
暖簾をくぐると、テーブルの周りに鈴なりになって飲む人々の姿に圧倒される。皆、個室がもてはやされる風潮などどこ吹く風といった顔だ。ここは「名古屋の居酒屋の草分け」と名高い大甚本店。明治40年(1907)創業の老舗だ。
相席にまごつきながらも、先客の間に割り込む。周りの声に負けじと大声で酒を頼み、さて肴をと見回すと「そこから自由に取んだよ」と向かいの客が教えてくれた。見ると入口近くのネタケースの上に酒肴がひしめき、やや薄暗い店内に彩りを添えている。わきに立つのは店主の山田弘さん(70歳)。
3代目の彼が「大学の学食の便利さをまねた」というセルフサービス形式を導入したのは昭和40年(1965)ごろのこと。おそらく名古屋で初であろう試みに「最初はお客さんも戸惑っていました」。が、メニューではなく直接見て選ぶ楽しさが、そしてなにより待たずに料理を手にできるスピードが受け、いつしかこのスタイルがこの店の代名詞となっていった。
席へと持ち帰った酒肴は、素朴でどこか懐かしい味がする。「朝仕入れた素材で手作りしています」と弘さん。日本酒に合わせて作っているため、焼酎やワインは置かないのだとか。運ばれてきた賀茂鶴は「昔ながらの釜の湯で燗しています」。と、これらはすべて2代目から受け継いだものだ。セルフサービスという新しい歴史を刻んだ弘さんはいま、4代目にそのバトンを渡そうとしている。
東海大人のウォーカー(7月)
味に歴史あり 名古屋の名店 掲載
2006年5月26日 発売
データ更新日:2008年1月22日
*掲載内容は雑誌掲載時のデータをもとに構成しています。定期的に更新を行っておりますが、情報が変更になっている場合がありますので詳細はお店へご確認ください。
| 店名 | 大甚本店 |
|---|---|
| 住所 | 名古屋市中区栄1-5-6 |
| 電話 | 052-231-1909 |
| 交通アクセス | 地下鉄東山線・鶴舞線伏見駅(7)出口すぐ |
| 営業時間 | 16:00〜21:00、(土)〜20:00 |
| 休日 | (日)(祝) |
| 駐車場 | なし |
| 平均予算 | [夜]2300円 |
| 総席数 | テーブル125席、座敷25席 |
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